iPhoneの登場
日本人にとって、スマートフォンといったらiPhoneだと思います。現に日本で最も多くの方が使っているスマートフォンはiPhoneです。iPhoneは2007年6月29日に発売されました。2007年当時の日本では、フィーチャー・フォンが主流だった時代で、一部の方がBlackBerryやW-ZERO3などのスマートフォンを使っていました。iPhoneが登場する前のスマートフォンは、パソコン向けのホームページの閲覧ができなかったり、物理キーによって操作しなければいけなかったりと、現在のスマートフォンとは大きく異なっていました。
スティーブ・ジョブズによって生み出されたiPhoneは、従来のスマートフォンがBlackBerryなどを模倣したものに過ぎなかった物に対し、これまでの概念から大きく外れたセンセーショナルなスマートフォンでした。iPhoneが発売されて以降、長いスマートフォンの歴史の中で、初代のiPhoneの発売ほど大きな出来事はありませんでした。iPhoneｈが発売されて以降は、全てのスマートフォンがiPhoneを模倣するようになりました。しかし、初代のiPhoneは、日本では発売されていません。初代のiPhoneは、日本が採用している通信規格には適合しておらず、国内でiPhoneの使用ができませんでした。そのため、日本でiPhoneが発売されたのは、翌年のiPhone 3Gからになります。